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ママの帰れる場所

2025.04.07

こんばんは!助sun院 花掌の人見です。

今日は、「帰れる場所がある」ということ―― 親としての在り方と、助産師としての思いについてお話ししたいと思います。

先日、『リトル・マーメイド』の実写版を観ました。

これまで、ディズニーの実写化にはあまり関心がなかったのですが、 今回観てみて、意外にも心を動かされました。

特に印象に残ったのは、物語のラスト。

アリエルが旅立つとき、父であるトリトン王がかけた言葉。

「私たちはここにいるよ。」

この言葉が、胸に深く響きました。

ただの別れの言葉ではなく、 「どんな道を選んでも、私たちは変わらずここにいるよ」 という愛のメッセージ。


まさに今日は、入学式のご家族も多いのではないでしょうか。新たな門出ですね。


子どもが成長し、新しい世界へ飛び込むとき、 親として何ができるのか―― その答えが、この言葉に詰まっているように感じました。



そして、助産師としての私もまた、同じ想いを持っています。

「私はここにいますよ。」

不安を抱えながら子育てをしているママたちに、 いつでも戻ってこられる場所を作りたい。

私のケアを卒業した後も、 ふと思い出したときに「ちょっと行ってみようかな」と 気軽に会いに来られる場所でありたい。

ママたちが「ここに帰れば安心できる」と 思える存在であり続けたいんです。

アリエルのように、 子どもたちはどんどん新しい世界へ飛び込んでいきます。

その姿を見て、親はつい心配になったり、 「その道はやめたほうがいい」と言いたくなることもあるかもしれません。

でも、どんな道を選んだとしても、 「いつでも帰ってきていいんだよ」と伝えられることが 大切なんじゃないかなと思います。

そして、もう一つ気づいたこと。

子どもたちにとって「帰れる場所」があるためには、 その場所を守る親である私たち自身が、 心も体も健康でいることが大前提なんだということ。

親が安定していれば、子どもも安心して戻ってこられる。

だからこそ、ママ自身が「自分の帰れる場所」を持つことも、 とても大切なんです。

それが、家族だったり、信頼できる友人だったり、 そして、助産師のもとだったり。

新年度を迎え、 新しい環境へと羽ばたいていく子どもたち。

そして、それを支えるママやご家族。

新しい出会いや挑戦に胸を躍らせる一方で、 不安を抱えることもあるかもしれません。

そんなとき、 「帰れる場所がある」という安心感が、 どれほど心強いものか。

私もまた、助産師として、 ママたちの「帰れる場所」であり続けたい。

どんなに時間が経っても、 ふとしたときに思い出してもらえたら嬉しいです。

これからも助sun院 花掌を通して 私の思いをお届けします。

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