夫が育児に協力してくれない…私ばっかり?
「育児は二人でやるもの」っていうけれど、実際に子どもが生まれてみたら「なんで私ばっかり?」と感じてしまうママ、多いのではないでしょうか。
お願いすれば手伝ってくれるけど、自分からは動かない。
「やってくれた」と思ったら、気持ちを逆なでするような一言が返ってくる。
イライラして、悲しくなって、疲れ果てて――でも、言えばケンカになる。
言わなければ、もっとしんどくなる。
これって、ママあるある。
でも、誰かに「うちもそうだよ」と言ってもらうだけで、少しホッとできたりしませんか?
そもそも、なぜこんなにもすれ違うのか?
それは、ずばり「見えている景色が違う」から。
ママは妊娠・出産の瞬間から育児が始まっています。
身体も心も子ども中心になって、24時間体制で生きている。
でもパパは、出産後に“父親スイッチ”が入る人もいれば、子どもが話せるようになってからようやく関わり方がわかってくる人も。
スタートラインが違えば、温度差があるのも当たり前。
でも、ママにとってはそれがものすごく孤独で苦しいのです。
パートナーを“育てる”ことも、労力がいる
よく「夫を育てる」なんて言葉が使われます。
たしかにその通りかもしれません。
でも――。
子どもを育てながら
さらに“もう一人”育てる余裕なんて、あるでしょうか?
泣いて、叫んで、夜泣きに付き合って。
自分の時間も、睡眠も、思考すらも削られていくなかで、「夫にも優しく、根気よく伝えなきゃ」なんて、無理な話です。
ましてや、子どもは自分の血を分けた存在。
無条件に愛おしく思える瞬間も多い。
でもパートナーは“他人”。
人生を共にすると決めたけれど、根本的には育ちも価値観も違う別の人間。
この「子どもは我が子/パートナーは他人」という根本の違いは、決して無視できません。
「余裕」がなければ、誰も育てられない
育てるには、“関わる余白”が必要です。
でも、育児はそれを最も削ってくる時間。
だから、あなたがパートナーに優しくできない日があって当然なんです。
そしてこれは、パートナーとの関係だけでなく、子どもにも同じことが言えます。
ママに余裕がないと、子どもにさえうまく関われない日がある。そんなの、当たり前。責める必要なんて、どこにもないんです。
まず「自分をゆるめる」ことから
もし、あなたが「夫にイライラする自分」に罪悪感を感じているなら――まずはこう考えてみてください。
「私は今、ものすごく頑張ってる。」
「心も体も、もういっぱいいっぱいなんだ。」
そして、自分にこう問いかけてみてください。
「今、自分の気持ちを冷静に言葉にできる余裕はあるかな?」
「“私も支えてもらいたい”って思っていいかな?」
「誰かに甘えて話をしてもいいかな?」と。
最後に、一人で育てようとしないであなたが子育ての中で「私ばっかり…」と感じるのは、あなたが本気で“家族を守ろうとしている”からです。
でも、全部を一人でやらなきゃいけないわけじゃない。**“夫を育てる”のではなく、“チームとして育ち合う”**という視点も、これからの時代には必要です。
まずはママが、自分を責めずに、「疲れた」「助けて」が言えることから始めていい。甘えることを理解するべきです。
あなたのその声は、パートナーにとっても、子どもにとっても、家族をつなぐ大切な“はじめの一歩”になるかもしれません。
助sun院 花掌は、あなたのそばにいます。
心が疲れたとき、誰にも言えない想いがあふれたとき、あなたの気持ちをそっと受けとめる場所でありたいと思っています。
どうか一人で抱え込まず、声を届けてくださいね。